離婚から2年が経つ。あの頃より少し、楽に息ができるようになった気がしている。
ある朝、情報番組で離婚についての特集をやっていた。芸能人たちが自分の経験を語り、視聴者からさまざまなコメントが紹介されていた。ひとり親で奮闘する生活に共感する声もあれば、「女性の立場に寄りすぎている」「離婚を推奨しすぎている」「子どものためには離婚しない方がいい」そんな意見もあった。立場によって、いろんな見方がある。
私自身、まさか自分が「バツイチ」になるなんて考えたこともなかった。調停離婚になって、弁護士さんと関わることもすべて想定外だった。長年、夫との関係はうまくいっていなかった。10年の不妊治療の末に授かった娘。それでも、夫との溝は埋まるどころかむしろ深くなっていった。
それでも私は、「いつか分かり合えるはず」「時が解決してくれるはず」そう自分に言い聞かせて何十年も過ごしてきた。親や姉妹に相談することもできず、友人やママ友の前では「普通にうまくやっている家庭」を装っていた。今思えば、人前でカッコつけすぎていたのかもしれない。もっと身近な人に悩みを打ち明けることができていたら、結果は同じだったとしても、違う道もあったのかもしれない。あの頃の私は、孤立していた。自分でも気づかないうちに、「こうあるべき」に縛られていたのかもしれない。
家を出て、私も娘も安心できる場所を作ることが難しかった。さらに同じ時期に娘の不登校も始まった。離婚と同じくらい私にとっては大きな出来事だった。まるで、雷が同時に二度落ちたような感覚だった。経済的な不安、転職活動、娘が新しい学校に馴染めるのか。悩むことは山ほどあった。
番組の中で、印象に残った言葉があった。「不安はあるけれど、自分で決断して進んできたことが正解」。渦中にいると、目の前の狭い世界に翻弄されてしまう。でもこの言葉に、ホッとした。
一人になると、小さなことから大きなことまで、すべて自分で決めなければならない。悩むことも多かったし、これからもきっと続くと思う。それでも、その時々で最善の答えを出してきた。だからこそ、胸を張って生きていこうと思う。
もし今、同じように悩んでいる人がいるなら。どんな選択でもいい。自分で決めて進んできた道なら、それがその時の正解だと思う。



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